最近Yahooニュースを流し見していたら、なんでもかんでもオンラインを多用するスマホ時代から逆行したたちんぼという単語を久しぶりに発見してしまったので、今回は令和Z世代(1996年以降生まれ)によるたちんぼを少し調べてみようかと思います。
たちんぼとは?
たちんぼの一般的な定義としては、風俗店などを介さずに街中に立ち客引きをする売春婦という所謂裏風俗的な意味合いとして使われています。
たちんぼ全盛期(昭和から平成初期)の時代にたちんぼ女子が急増しており、池袋、新大久保、鶯谷、横浜、松戸を中心に多くの女性達が客引きをしていました。
当時は風営法の改定があり深夜営業の取り締まりが厳しくなった時期で、それまでは24時間営業を行っていた風俗店が軒並み0時で閉店となった為、営業後に副業としてたちんぼを行うようになっていったのではないかと思います。
また、池袋や新大久保周辺では違法滞在外国人(中国、韓国、フィリピン、台湾)が増えていた時代でもあった為、たちんぼワールドカップが毎夜開催される状態だったと記憶している。
ちなみにジャニーズ界隈ではジャニーズのコンサートをたちんぼするという言葉があるようだが、そちらは売買春等の話ではなくコンサート会場で「チケットを譲ってください。」と書いたボードを持って立つ人を指す言葉なので今回は除外とする。
令和時代たちんぼの実態
全盛期のたちんぼといえば、コギャルから人妻、はたまた外国人まで幅広い国籍と年齢層の女性達がおり、たちんぼをする目的としては自分の為や家族の為に必要なお金を稼ぎたい、外国籍の場合にはビザの関係上働くことが難しい等の理由がありました。
しかし、令和時代の今ではたちんぼ女子達は、昼職だけでは収入が厳しく副業として、ホストやメン地下(メンズ地下アイドル)ジャニーズ、アニメ、はたまたYouTuberなど配信者への推し活、未成年で風俗店では働けない等、稼ぐ目的は年々多様化しているようです。
風俗店で働かない理由
女性達が風俗店で在籍しない理由としては未成年であることも理由の1つですが、それ以外にも以下のような理由があるようです。
- 客について自分で稼いだお金から風俗店に中抜きされる事に納得が出来ない。
- 風俗店が暇過ぎて客が回ってこずにお茶を挽いて稼げない。
- 風俗店に自分よりも容姿レベルが高い女の子が多くて稼げない。
- 風俗店の過剰な罰金システムがキツすぎる。
基本的には、お金への執着が非常に強く風俗店やスカウト等を仲介せず、危険性を度外視してでも自分で稼いだお金を減らされたくないという気持ちが強い傾向にあるらしい。
また、風俗嬢は基本的には個人事業主として風俗店に在籍する形になるのだが、遅刻や欠席等した場合に1日の稼ぎよりも多い罰則金がある為に働きづらいという事もあるそうだ。
たちんぼの料金相場
たちんぼ全盛期(昭和から平成初期)の頃では基本が15,000~30,000円、令和のたちんぼ相場はメディアやSNSで取り上げられる前までは15,000~20,000円程度で、2023年現在では、たちんぼ女子が増えすぎて10,000~15,000円程度まで下がっている。
基本的には風俗店を介していない為に時間と料金はあらかじめ決まっている訳ではないので、交渉次第では更に料金が安くなる事もあります。
未成年者によるたちんぼ売春
今回一番の問題となっているのが、歌舞伎町トー横に群がる未成年女子のたちんぼ売春行為だ。
承認欲求を満たしてくれるメンコン(メンズコンセプトカフェ)やホストに入れ込み、推しを支えるお金を稼ぐ為にたちんぼやパパ活をする未成年女子が増えていっている。
そんな未成年女子の保護活動を目的とし東京都から支援を受けている某女性支援団体が、保護支援の一環としてコンドームを配布しており、もはや守ると称して売春行為黙認のような言動や不明瞭な活動内容が多く見受けられ現在SNSで炎上している。
たちんぼの出没スポット
今回の記事の発端にもなった新宿大久保公園近辺は今有名になっていますが、それ以外にも東京には多くのたちんぼが出没スポットがありましたが、2022年時点コロナ禍の影響で男性客が取れず素人女性が出没しない場所もあります。
東京都新宿エリア
大久保公園
百人町ホテル街
東京池袋エリア
北口ホテル街
西口公園
東口中池袋公園
東京都鶯谷エリア
ホテル街
東京都錦糸町エリア
南口マルイ裏
東京都上野エリア
野外ステージ裏
京成上野駅
東京都秋葉原エリア
昭和通り
東京都町田エリア
たちんぼ行為は犯罪
まず、売春(たちんぼ行為)は以下の売春防止法第五条三項で禁止されており、6ヶ月以下の懲役又は1万円以下の罰金と定められているが、1万円程度の罰金で済む為にほとんどが抑止力にすらなり得ていない状態である。
売春防止法第五条三項(勧誘等)
公衆の目にふれるような方法で客待ちをし、又は広告その他これに類似する方法により人を売春の相手方となるように誘引すること。
また、買う側の買春に関しては以下の売春防止法第三条で禁止はされているが、罰則規定は明記されていない為に通常であれば逮捕される危険性はありません。
売春防止法第三条(売春の禁止)
何人も、売春をし、又はその相手方となつてはならない。
しかし、今回のような歌舞伎町の大久保公園(通称交縁)では未成年のたちんぼ女子がシレっと混ざっているので、迂闊に手を出すと児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律に抵触して逮捕される危険性があります。
現場警察官の対応
現在有名になった歌舞伎町の大久保公園(通称交縁)近くには交番もあるのだが、たちんぼの取り締まりに関して配信者のコレコレさんの動画にて警察官が発言していた動画があるので以下からご覧下さい。
コレコレさんが「ちなみにあそこで、たちんぼやってる事ってどうなんですか?なんで取り締まらないんすかあれ。」という問いに対して、警察官が「生活安全課は動いてます」「本部の事は分からない」等の歯切れの悪い返答をしていた。
男性がたちんぼを買う理由
売春をする女性がいるのであれば、買春をする男性もいるのですが、たちんぼ行為は犯罪で取り上げた通りに売春防止法の範疇では逮捕されるという危険性はありませんが、未成年のたちんぼを引いてしまった場合には相応のリスクを伴います。
また、たちんぼをしている女性は自分達で風俗店のように性病検査をしている訳ではないので、自覚症状が薄いクラミジア等の性病をうつされるリスクが非常に高く、最悪の場合では近年感染拡大している梅毒をうつされる可能性もあります。
そんなリスクを冒してまで男性達がたちんぼと買春交渉するのはなぜなのか?今回は実際にたちんぼ女性を買った事のある男性から話を聞く事が出来たのでたちんぼ女性を買う理由を尋ねてみました。
風俗特有のパネルマジック詐欺
パネルマジック(通称パネマジ)とは、女の子紹介する際の宣伝材料(通称宣材)写真を実物の女の子よりも見栄えよく加工し利用者を騙す行為です。
インターネット時代以前の風俗店では顔を隠すが技術的に体型は変えられなかった為に見れば分かりましたが、近年では加工アプリのAI技術発展のおかげで手軽に顔のパーツから体型まで自由に変えられるようなった為、見極める事が困難になり顔合わせをするまでどんな女の子が来るのか分からなく非常に不安であるようです。
風俗嬢のサービスレベルの低下
決して安くはない料金で呼んだ風俗嬢が基本プレイ(キス、手コキ、フェラチオ、素股、指入れ等)すら満足に出来ないケースがあり、最悪の場合には時短をする風俗嬢もいるようです。
前述したパネルマジックに騙された末、別人の女の子が来たにも関わらずプレイすらも雑で料金と見合わず満足が出来ない。
以上2点が風俗店利用を敬遠する理由のようです。
この男性がたちんぼ女性を買う際には、マスクを外させて容姿の確認、金額の交渉、プレイ内容のすり合わせを行ってからホテルに行くので風俗店利用している時よりもハズれの回数は減ったと非常に満足気でした。
たちんぼ女子のまとめ
今回は令和時代の裏風俗であるたちんぼの実態を調査してみましたが、コロナ禍の影響や風俗営業店の規制強化や風俗店の歪な経営方針など様々な要因の末にたちんぼをやっている女性が増えてきているという印象を持ちました。
今までは風俗嬢がホストにどハマりするケースは多かったが、近年ではホストの営業手法も様変わりしており出会いアプリ等で客引き行為をしている為、それまで縁のなかった一般人女性がホストの色恋営業に嵌り通い続けるケースが増えてきている。
個人的には、ホストクラブの飲料10倍設定や売掛システム(担当ホストが客の代金を建て替える)自体を風営法に盛り込み明確に規制すれば、少なくとも一回づつの支払いとなるので出稼ぎ売春させられる事も減るのではないかと思います。